自分を認めることからはじめてみませんか?
今、困っている人のために何かしなくては。自分には何ができるのか。そんなことをここ最近考えています。しかし、色々とできることはありそうなのですが、私自身、なかなか一歩が踏み出せません。そこで、「基本」に立ち返ってみました。
なぜ一歩が踏み出せないのか?
よく映画などでも、前代未聞のミッションに立ち向かうとき、あるいは追い込まれた緊急時にチームメンバーがそれぞれの強みやスキルを発揮して突破していくような話がありますが、昨今、まさにそのような場面を思い起こし、自分には何ができるのだろうか、どんなスキルがあるのだろうか、と自問しています。
例えば無償でコーチングを提供するなど、実際すぐにでもできることが、いくつか考えられます。それでもなぜだが気が進まないのです。考えうる行動に対して、今は必要ない気がする、必要とされていない気がする、あるいは、それを行うのは自分でなくても良い気がするのです。もしかすると自分や周囲の人たちが恵まれているため、必要性が強く感じられないこともあるでしょう。
まして、コーチングやカウンセリングの類というものは、あまり必要性を感じていない方にとっては単なるお節介となるだけでなく、効果が十分に実感できない場合にコーチやカウンセラー全体への評判を下げることになりかねません。そう考えると、ブレーキを踏んでしまうのです。
3年後にあなたはどうなっていたいですか?
また、社会の前提が変わりつつある今、先の見通しがた立ちにくい今、近い将来や未来の社会をある種ゼロベースで考えられる(考えなければならない)ことに対しては、ワクワク感と不安を感じるものです。ワクワク感の強い方に対しての「◯年後のあなたはどうなっていたいですか?」という問いかけは前に進む原動力となります。一方で、不安感か強い方に対しては、不安を煽り、苛立ちを助長するものになってしまうでしょう。そうした考えからも不用意にコーチングの類を提供して良いものか…と思ってしまいます。
爪研ぎ圧力?
少し別の観点ですが、行動が制限されている今、アスリートの方などが、「できることをやろう、今こそ爪を研ぐ時だ」というようなメッセージを発してくださっています。たくさんの勇気をもらえる一方で、何か自己研鑽を「しなければならない」という焦りも同時に感じてしまいます。そして、焦りから、逆に行動に移せない、やる気を落としてしまうという現象が私の中では生じています。
もちろん、仕事でも家庭でもいろいろと対応しなければならないことかあるというのも、そうしたブレーキにつなかっているかもしれません。
では、まず何をすべきなのか?基本に立ち返ってみた
このように、何かやらなくては、でも踏み出せない…という心境になってしまっているのですが、私以外にも、「そもそもやる気が起きない」「漠然と不安である」という方もいらっしゃるかもしれません。
そこで私はコーチングやカウンセリングの基本に立ち返って、こうしたメンタルを乗り越えるには何が必要なのか、考えてみました。
それは、認めること。過度に肯定するでもなく、かといって否定するでもなく、相手のありのままの存在を受容し、同じ光景を見るように(感じるように)努めること。
この場合で言えば、今の自分のありのままを認めること。そういう心境なんだね、とニュートラルに自分を見つめて、ニュートラルに肯定することです。
このままではいけない、何か変えなくてはいけない、という自己否定も時に強い原動力になるものです。どちらかというと私も「ちゃんとしなくては」というある種の自己否定を活用して前に進んできた節があります。
しかし、ここ1、2年、自分の中で変わってきたことで、特に最近あらためて気づいたのは、現状を認め、自分の存在を認め、否定ではなく安心感の中で自分を開放し、行動につなげていくことの大切さです。
「このままではダメだ!何をすべき?」という硬くて強いパワーから、「あなたはそのままで大丈夫。さあ、何をしたい?」という、柔らかくて温かいパワーで動かしていく時代へ移っていくのかなあ、なんて考えています。
こうして、今、自分を認めることで、少しずつパワーが溜まってきている感じがしますので、もう少ししたら行動に移せそうです!
まあ、いろいろ考えていますが、単純にそれなりに忙しいからというのが原因なのかもしれませんが!
いずれにしても、今後近いうちに、人を支えたり、気づきを得てもらったり、成長を促したりすることのお手伝いを更に強力に進めて行きたい!と考えています。何かお力になれることがあればぜひお声がけください。
クリエイションコーチング
プロコーチ
中村 公省 Kosei NAKAMURA