コーチング×人事の知〜理想的キャリア創造!〜

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ドラマの見方と人材育成(その2・自分編)

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以前、ドラマや映画を見る態度を人材育成に活かすという話を書きました。

ドラマの見方と人材育成 - コーチング×人事の知〜理想的キャリア創造!〜

 

ドラマを見る態度は他者の育成に対してだけでなく、自分自身の成長にも活用することができると思います。

 

1つは、ドラマの主人公の成長や変化を信じるように、自分自身の成長や変化を信じるということです。困難な課題がやってきたときに、乗り越えられないかもしれない…と思うのではなく、いずれ成長して解決できる、あるいは解決できてもできなくても、プロセスを通じて必ずレベルアップできると信じるわけです。

そのように、ポジティブに、楽観的に考えることが本来のパフォーマンスを発揮することにつながり、実際の課題解決と成長に結びつくのです。

 

もう1つは、その状況、特にピンチや苦境をドラマを見るようにして、客観的にとらえる、面白がるということです。社会学者アーヴィング・ゴフマンはドラマツルギーという概念・研究方法によって、「人間は社会において常に何かの役を演じている側面がある」ということを提起・説明していますが、あえて意図的に、「これは『ドラマ』だ」と認識してみることで、ストレスの低減やパフォーマンスの発揮、そして自己成長につながることがあります。

 

ちなみに、自分の置かれた状況を客観的にとらえる手段として、他の人と対話すること、つまり、カウンセリングやコーチングの力、カウンセラーやコーチを活用するというのも良い方法の一つです。

 

 

クリエイションコーチン

Creation Coaching

代表・HRコーチ

中村 公省 Kosei NAKAMURA