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ドラマの見方と人材育成

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テレビドラマ、アニメ、映画。さまざまな作品にある、共通点とは何でしょうか?

 

もちろんすべての作品がそうだというわけではないですが、多くの場合、作品の中には、主人公やその周辺の人物の成長や変化が描かれています。

 

どう事件が解決するのか?敵にどうやって勝つのか?2人の恋の行方は?といった楽しみ方もありますが、登場人物の変化に注目するのもまた良い楽しみ方だと思います。

 

おそらくは、無意識に皆さん注目していると思いますが、この人はどう変わっていくのか?どうやって強くなっていくのか?そんな部分に意識的に注目してみると新たな発見があるかもしれません。

 

私は、こうした見方をしているときの頭や感情の使い方、態度に、人材育成のヒントがあると考えています。

その態度とは

主人公や登場人物にフォーカスする

ということです。

 

部下や後輩たちと仕事をする際、または指導をする際、

このプロジェクトは上手くいくのか?

彼はきちんと成果が出せるか?その手段は?

こうしたところにフォーカスしがちですが、

 

彼はこの仕事を通じてどう成長するのか?

彼女はこのプロジェクトで何を学ぶのか?どうすればより多くのことを学べるか?

 

と、部下や後輩とその成長にフォーカスするだけで、思いの外スムーズに仕事も育成も上手く行くことがあります。

 

加えてもう一つ重要なのは、これもまたドラマや映画を見るように、(できれば無意識に)その人の成長を信じるということです。

 

きっと多くの人は「最後には、この主人公は何かを手に入れて、この問題を解決するばず」「成長して、クライマックスではライバルを倒せるはず」といった希望的観測を少なからず持って作品を鑑賞していると思います。

 

こうした態度を応用し、「この人は半年後には必ず成長している」「このプロジェクトで必ず学びを得てくれる」と信じてコミュニケーションをするだけで、目に見えて成果が出てくることがあります。

 

その人にフォーカスすること、成長を信じること。実はこれ、コーチングにおいても大事なセオリーだったりもします。こうした心構えで後輩や部下の指導、コーチングを行なっていきたいものです。(自戒も込めて!)

 

 

クリエイションコーチン

Creation Coaching

代表・HRコーチ

中村 公省 Kosei NAKAMURA